もやし

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦のもやしのレビュー・感想・評価

4.8
誘われて。
やっぱレイトショーの映画館の雰囲気大好きだ。それだけで元気出た。

ガンダムの中でもとてもドラマティックなシリーズORIGIN。
アムロがガンダムに乗る前の時期の、シャアが成り上がっていく様を描く。
今回はジオン軍が地球にコロニー落としをして人類の半数を死滅させ、その後の初の正面衝突となるルウム回戦を描く。
この戦いでシャアは単機でいくつもの戦艦を撃墜し、赤い彗星と呼ばれる。

肝心のシャアの大活躍シーンは次にお預けで、今回は戦争への迷いと決意が主。

コロニー落としは本当に外道。
ジオン軍に味方しないコロニーにいきなり攻撃を仕掛けて奪取し、中に人がいるままそれを地球に突き落とす。
中にいる人の人間関係を描いた後のそれだから、うわあ…ってなる。
本当に悲惨。

戦争を仕掛けた代表格ギレン・ザビの胡散臭さというか人間としての欠落感はすごい。
こういう奴は本当に危険。

シャアがよく通常の4倍の速さっていうけど、あれ機体の性能が高いのもあるけど、リミッターを外してるからってのもあるんだな。
普通のパイロットはリミッター外して全開で動くと体が耐えられないけど、シャアは耐えられる。
シャアってまだ20代前半なのに有能すぎんだよな。ここまでいくと人間性の欠落を感じる。
シャアも家族惨殺されて復讐心だけで生きてるから、哀しい人ではあるんだけどさ。

ラスト、機体限界ギリギリの速度で単機で艦隊の間飛び回るところは本当にかっこいい。
永遠の0のラスト思い出す。
どうせなら派手な撃墜シーンまで見たかったってことでレビュー点落としました笑

ルウム回戦直前にバーでランバ・ラルの奥さんが割と本格的に歌うシーンが唐突に出てくるんだけど、それがこれからの戦争の憂鬱を歌っているようで、響いた。エンディングの歌も良かった。
本当にドラマティックなシリーズだと思います。
もやし

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