ゆ

ボヘミアン・ラプソディのゆのネタバレレビュー・内容・結末

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

2024-02
ようやく鑑賞。
数年前からずっと見よう見ようと思いつつ後回しにしてきたので、正直、期待しすぎた部分があったのだと思う。
また、好みの方向性ではなかったがために、感想がつけづらいのだろう。

ただ、映画館で見なかったことを、ひどく後悔する作品であった。

Queenの曲は、耳馴染みのあるものも多く、観ていて飽きるということはなかった。また、純粋に音楽を楽しむこと、追求することに没頭する様子を見て、アーティストとはこういうことなんだろうというようにも感じた。

ラミ・マレックのフレディ・マーキュリーは素晴らしかったと思うし、その他の演者も、本人たちによく似ていて、ハリウッドの底力を、感じさせられた(笑)。

自分自身のセクシャルを告白して、大切に思う人が離れようとしている所に縋る様子を見ると、人間の感情の取り扱いの難しさを感じた。
天狗になると、自分に耳心地の良い言葉しか発さない人を寵愛してしまうし、そうしたくなる気持ちの動きも、それまでを見ていると分かってしまうからこそ観ているのが少し辛くも感じたし、心が痛かった。

自分自身と向き合うきっかけをくれたのは、仲間であり大切に思っている人や、自分自身の状態であったことを見ると、周囲の人を大切にしていくことの重要性を感じさせられた。いつから始めても遅くはないと、この映画が教えてくれたから、今日から始めてみようと思う。
ゆ