エミさん

ボヘミアン・ラプソディのエミさんのネタバレレビュー・内容・結末

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

物語はフレディがベッドから起きるところから始まる。1985年ライブエイドの当日である。会場には英国皇太子夫妻も列席している。

懐かしさに泣けた… ーil||l(っω`-。)l||liー
惜しむらくは、もっと観たかったということ!!
でも商業映画なら、この尺で妥当なのかなぁ…。
とりあえず3回ボヘミましたが、やっぱり泣き、もっと観たいと思いました。。

あとエンディング。『The Show Must Go On』も、もちろん良かったのですが、『Made In Heaven』も共に起用して欲しかったなぁ〜。クイーンの活動も、フレディのレガシーも、今でも私達の中に生き続けているのだから…。

1991年。45歳の若さで逝ってしまったフレディ。ロック界の常識にとらわれず次々と斬新なパフォーマンスをみせてくれて、いつもいつも私達を驚かせ楽しませてくれた。
私は、フレディ・マーキュリーが大好きで、彼の伝説がいつか映画にならないかなぁ〜と、ず〜っと待ち望んでいた一方で、こんな大物カリスマを取り挙げる命知らずな奴は居ないとも思っていた。
どのバンドだって、ファンは熱狂的だ。ロクでもない作品なんか作ったらフルボッコである。
でも、この映画を観ている時の私は観客ではなく、明らかに取り巻きの1人になって、フレディのアイデアに困惑したり、身の上を案じていました。それくらい、臨場感がありました〜(泣)。だから、フレディから残された時間が短い事を告げられた時、知ってるくせにそれを忘れて、しばし涙と鼻水が止まらなかった。「フレディが居なくなるなんて信じられないっ!! 」って、本気で思ってウルってしまった。この、フレディの、カミングアウトからの最高の天国を見せてやんよ的な決意表明のシーンは、いっちばん大好きなシーンです。
だからライブエイドのシーンも、とても強く感情移入してしまいました。刻々と迫るクイーンの出番待ちの時間は、天国への階段を登っているような心境でした。いよいよ出番が来て、大舞台へ向かうフレディの躍動する姿は本人そのもの。空軍基地だなんて思えないくらいリアルなディテールも当日に戻ったかのようだった…。

あああぁ、もう何をとっても、涙がにじむよ…。
ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーの助言無くしては、ここまで完成度は上がらなかったであろうし、フレディを演じたラミ・マレックの勇気と努力も讃えたい。キャスティングを見た時、「似てない o(メ`皿´)○ ただの『M r.ロボット』じゃんか…」と、いかり狂ったが、クイーンという家族の元へ帰った時、突如髪も切ったフレディが映った途端、私はハッと息を呑んだ。紛れもなく『彼』がそこに居たからだ。1年もよく研究してくれたなぁと、情が湧くくらい素晴らしい演技でした。

フレディの全てに愛が込められてました。愛を求め、愛を探し、けれど見つけることが出来ずに、もがいてまた考える。そんな希求や切実な思いが、彼の才能を駆り立てていたのではないか…。そう思いました。自由である事を教えてくれて有難うと言いたかったです。
さっ、何回リピート出来るかなぁ〜
🎶(*´∀`)♪