Tai

ボヘミアン・ラプソディのTaiのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.4
魂の叫び!しかと心に響きました‼︎

やっと観ることができました‼︎
「6分の曲は長過ぎる」
「あんたは奥さんと6分以内に終わるの?」
このくだりを劇場予告で初めて観た時から格好良すぎて公開を心待ちにしてました。
しかし、度重なる襲い来るスケジュールの乱立に、人気の為のチケットの取りづらさ、もう劇場鑑賞はダメかもしれないと諦めかけていましたが、何とか強行で観てきましたよ٩( ᐛ )و
いやー、行った甲斐ある作品でした!
さらに鑑賞1週間後のレビューです。
どんだけスケジュールに追いやられているんだ!師走すぎるわ‼︎

私は「ライヴ・エイド」の約2ヶ月後に生まれたので、クイーン直撃世代ではありません。
様々な所で流れる彼らの歌を聴き知っていても、歌詞の内容は知らないし、曲名も知りません。
フレディ・マーキュリーが亡くなった時のニュースは朧気に覚えていますが、バントや曲どうこうより恐ろしい病があるというのを知ったこと。
あとカップヌードルのCMの人というぐらいの知識です。

それでも十分に感動しました!
世界的有名人である彼らの誕生から伝説となるまでを描いているわけですが、フィクションだとかノンフィクションだとかは関係なく、彼ら、特にフレディの生き様には胸が震えずにはいられませんでしたね。

その生い立ちや容姿からか、名前と共に自らを新たな自分へと生まれ変わらせ「俺は凄いんだ!」と胸を張り叫び続ける。
それは裏にある弱々しい部分を意識してしまっているということでもあり、両極端な意識の矛盾を抱えているフレディの苦悩こそが最大の人間性であり、この作品をファンムービー以上のものにしたのではないでしょうか。

〝理想の自分〟を追い続けた彼は、時に周囲の目には身勝手に映ることもあり、私も正直「これは無いな」と思う箇所がありました。
ただ、か細く切れてしまいそうな彼の心を考えると、嫌いにはなれません。
生前は消して世間が知ることがなかったであろう面を、しっかりと作品に落とし込んであると感じました。

そして、そんなフレディとともに歩み続けたクイーンのメンバー!
もう、彼らのせいで涙腺ガタガタでしたよ‼︎
心が通じ合う人達に出会えるというのは、本当に幸せなことですね。

前半のメンバーでアイデアを出し合いあれやこれやと試行錯誤してレコーディングしているところだけでも十分面白かったので、ラストの20分間が彼らの集大成として胸熱すぎました。

オープニングの20世紀フォックスタイトルから気合ガンガンブッ込んでくる本作は、鑑賞後1週間経った今でも熱が冷めません!
鑑賞後にiTunesで購入した彼らのアルバム聴きまくってますよー!ψ(`∇´)ψ
Tai

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