コロン

ボヘミアン・ラプソディのコロンのレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.1
ライブ・エイドで始まり、フレディと仲間たちの過去(クィーン結成、恋人との出会い、クィーンの成功と挫折、和解と復活)と遡り、最後に再び圧倒的なライブ・エイドのパフォーマンスで終わる、という脚本が先ずは天晴れ。フレディを演じたラミを筆頭に、メアリーのルーシーもグウィリムのブライアンもベンのロジャーも俳優さんみんな素晴らしい。まだ性的少数者にさほど寛容でなかった70‘年代に、最後までフレディの良き理解者であり続けたメアリーは尊敬に値する。フレディと喧嘩別れした後、彼の謝罪を受け入れて、再び4人で結集することを決断したブライアン、ロジャー、ジョンにも拍手喝采を送りたい。とにかく登場人物一人一人の造り込みが丁寧で、感情移入し易かった。本物のブライアンとロジャーが音楽総指揮を執ったことで、音楽シーンは事実に忠実でとても見応えのあるものになっている。クィーンの音楽の製作過程も垣間見えて、興味深かった。
コロン

コロン