KIWIE4BEING7

ボヘミアン・ラプソディのKIWIE4BEING7のレビュー・感想・評価

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)
4.0
Freddie, Forever!!!!

今年のはじめに、映画が出てくるとも知らず、なぜかBo Rhapを狂ったように聴き始めていた。だから映画が公開されると知った時、胸のザワザワを抑えようとQueenの曲を一層狂ったように聴き始めた。

正直なところ、かなり期待がピークの状態で観に行ってしまったのは否めないが、ストーリーの伝えられ方が少し奥行きに欠けたように感じる。コピーアンドペーストのような雑さも感じた。

ここ数年間フレディーの人生を調べてきた身としては、事実と異なる点がいくつかあり、それがかなり目立ってしまった。もちろん映画ではそのようなことはよくあるのだが、この作品においては、事実が曲げられる・脚色されたことで、個人的にはフレディーがフレディーであったエッセンスが抜き取られてしまったかのように感じる部分も少なくはなかった。

ただ、俳優陣は素晴らしく、LIVE AIDのシーンには心奪われた。実際にタイムスリップしたかのような感覚に陥りさえする。

フレディーの声とストーリーは、後世にも伝えるべきことであると強く感じる。
あれだけ強いエネルギーをもった人物であるから、そのままでも伝わるとはもちろん思う。でも「映画」という人間が発明した方法で形にして遺せるというのは素晴らしいなと思った。

だからこそ、一観客としてこの作品にかける思いは強かった。そのため、より心に訴えかけ、心打ち、ピュアなラブストーリーを描いてほしかった。
フレディーと音楽の愛の物語を。😭😭