田舎町で生まれ育った信心深い少女が、進学のため都会で一人暮らし。大学生らしい遊びや恋愛を経験する中で、原因不明の発作に見舞われはじめる。
ストレスを抱えると超能力発動しちゃう系少女の、不安・恐れ・…
“もう分かっているだろう。”
北欧の鬼才ヨアヒム・トリアー監督によるなんとも北欧っぽいサスペンス。消えてほしいと願うのは、嫌いだけじゃなくて、好きだからってこともあるんだよな。青春の複雑さと”この…
北欧の寒々しさ満点の本作は、超能力を持った少女というオカルトホラー的な主人公を中心に据えながらも、彼女の内面を光の点滅といったような外的ショック、あるいは医学的科学的遺伝子学的に解剖しようと試みつつ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ノルウェーの田舎町で、信仰心が強く抑圧的な両親の下で育ったテルマには、なぜか幼い頃の記憶がなかった。
そんな彼女がオスロの大学に通うため一人暮らしを始め、同級生の女性アンニャと初めての恋に落ちる。
…
敬虔なキリスト教信者の家族の元に生まれたレズビアンの葛藤と両親との対立を「魔女」というレッテルの歴史と絡めて簡潔かつ的確なメタファーで描く。父が、母が、テルマが、アンニャがどういう顛末を辿るのか、よ…
>>続きを読む北欧の奇才、ヨアキム・トリアー監督が放つ独特のホラー・ミステリー。
幼い頃の記憶がほとんどない女性、テルマ。度々原因不明の発作を起こし病院に行っても精神障害と言われるだけ。
そんな彼女にも恋人の…
©PaalAudestad/Motlys