こく

ニュー・ミュータントのこくのレビュー・感想・評価

ニュー・ミュータント(2020年製作の映画)
1.5
何年も前に劇場で予告を観てチラシもゲットしたが、結局劇場未公開となった作品。

酷かった『ダーク・フェニックス』同様、改めて『X-MEN』シリーズを終わらした作品となるだろう。人気シリーズの最新作としては、余りに酷い。外伝として観ても、テレビシリーズの方が楽しい。

メインキャストは6人のみ。謎の施設内でほぼその6人しか出てこない。ミュータント5人と医者ひとり。これは小劇場の舞台か?

ミュータントの能力も火を放つ、高速で飛ぶ、片手が武器になるとか、あまりに無個性。物語に仕掛けもない。全体的に余りに安い。トドメのように唐突に描かれるヒロインの同性愛。全く本編には活かされません。

顔のない悪魔みたいなへんなモブ敵とか、ただの巨大な熊が出て来た時には、本当に絶望しました。これなら北海道を舞台にした人喰いヒグマの動物ホラーにしてほしかった。

これまでのシリーズを継承もせず、新しい部分もない。余りにもシリーズへの愛情がない。

これでMCUに合流出来るのだろうか。やはりこのシリーズは『ローガン』で美しく終わったのだと確信。
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