ダイセロス森本

ニュー・ミュータントのダイセロス森本のレビュー・感想・評価

ニュー・ミュータント(2020年製作の映画)
2.8
「人間の中には二頭の熊がいる。それは美しくて繊細な熊と、暗くておびえた熊。」
ハリケーンに巻き込まれ唯一生き残った少女は、目覚めるとある施設にいた。そこで聞く話。X-MENのような話。「あなたの中には何かがある。ミュータントという言葉を聞いたことがあるでしょう」と。
自分が持つパワーは何なのか?それを知るまでは施設から出られないという。施設にいる若者たちと打ち解けていく少女。そして各々が想像しない展開が幕を開ける。

アニャちゃん演じるロシアなまりの強い少女、とてもいい!!!!鼻につくかんじ、でもめちゃめちゃかわいい、でもどこかミステリアス、金髪に切りそろえられた前髪。うわあ好き。ビジュアルがシンプルに好みでした。

ストレンジャー・シングスのお兄ちゃんも登場。いつもけがしてばっかりだけど、彼のバックグランドはまた壮絶で。

それぞれが抱えている制御しきれないパワー。この閉じ込められた空間から出たいという意思。
ホラー要素はまあちょっとあったけど、そこまでくる怖さでもなく。。。
クリーチャーの気持ち悪さは結構よかったが、最近みたスレンダーマンに似ているので何かちょっと勝手に思い出してた。


あの、目が光るのやめませんか、、?ちょっと恥ずかしくなりますこっちが!こっちが!!!

彼らがこれからX-MENになることはきっとないだろうと思いながら見ていた。これはこれで短編として終わりなのかな。何度も作り直したりして、きっと難しいテーマがあったんだと思う、それをうまく表現しきれていたかと言われると、そうでもない気がする。ごめん!期待しまくりで行ったので拍子抜けしました。正直、もっと面白くできたと思う。