カナノシ

X-MEN:ダーク・フェニックスのカナノシのレビュー・感想・評価

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)
3.7
突然変異で望まぬ力を持って生まれたミュータント。人々は彼らを恐れるが、心は普通の人間となんら変わらない。
そんなミュータントの地位向上をはかり、人々を守るため危険な任務に特殊能力を持って挑むX-MENたち。
しかし、メンバーのジーン・グレイは宇宙でのミッション中に大量の宇宙放射線を浴びてしまう。
何とか一命を取り留めたジーンだが、その日から自分の力をコントロール出来なくなり……な話!

過去作からずっと根底にある、力を持つことの責任と重圧。その力を恐れるが故の迫害・差別を描くストーリー。過去作で時間を遡ってやり直ししたりしてることもあり散々擦り倒されているものの、ついつい「なんか見ちゃう」時代劇的なシリーズなのだが本作は展開がなんだか…
展開のためにキャラが動いたり死んだり、能力バトルのために用意されたキャラだったりとイマイチストーリーとキャラに感情移入出来なかった。

が、その能力バトルがまた派手にパワーアップしてて何とか持ち直したなと。
過去作で登場し、リキャストしたキャラクターでも演出や能力の応用で見応えあるアクションを繰り広げてくれる。
兎に角異能バトルでアツくなりたい人向けの特化型映画かなと。

しばらく映画を観れてなかったので、正直もうちょいストーリーで魅せる作品であって欲しかったのも本音。
ダークフェニックスだけにダース〈ピスタチオ〉甘めで、と言ったところか。久しぶりだから駄菓子例え忘れてた。
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