友二朗

X-MEN:ダーク・フェニックスの友二朗のレビュー・感想・評価

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)
2.8
「I don't know who I am.」

誰も幸せにならない。
ついに終わってしまった。

X-メン、D'Bari、マグニートー、そしてダークフェニックス。衝突する四つの勢力。個人的には終盤まで普通に良くて、楽しく観れてたけど最後の拍子抜け感が凄い。

映像が抜群に美しいし格好良い。戦闘シーンの演出も凝ってた。がしかし物語が薄くテーマも見えづらい、というかテーマあったかな?そのせいで好みの美麗な映像を作りたかっただけなのではと感じてしまう。

自制できないって辛い。
でもそれで終わり。何も解決していない。

人は理解できないものを恐れ、敵対視する。その乗り越え難い習性がまさかX-メン側に貼り付けられる展開。この目線の切り替えは良かった。まあんまりシリーズ最終でやってほしくはないけど。

宇宙人達の言う事割と納得できる。と思ったらこいつら最初にめちゃ人間殺しとるんやった。てかこの宇宙人走り方キモい。それをジェシカがやるからじわる。スクラブ人みたい。

「彼女を守ったんだ」
それはアカンわチャールズ。
やった事は仕方ないし、というかむしろ悪くないと思うけどそれに対しての向き合い方が良くない。せめてハンクには素直に謝って欲しかった。逆ギレするし。守るってどうゆう事か1番考えて来た人やと思うんに。

「自由になった」
え、いや、もういいか..

ミュータントの未来を人一倍案じる彼の考え、メディアとか世論とかへの配慮は理解できる。ただ足下が見えなくなっていた。

ミュータントの連行の仕方、首引きずらんでも良くない?可哀想。

スコット市民の近くにビーム撃ちすぎ〜。

エリックの格好良さがたまらん。
能力の演出も最高だし何よりマイケルの魅せ方には惚れ惚れする。電車放り捨てる所良かった。

ジーンのお父さんの扱い。

冒頭のNASA隊員救出シーンめっちゃ良かった。それぞれの能力が活かされてるし、レイブンのリーダー感がカッコいい。サイクロップスのレーザーの応用ワクワクする。

人間の姿バージョンのレイブンピアス3つ開けてるけどわざわざイメージして作るんかな。にしては控えめなデザインのピアスで「あ〜さてはお洒落さんだな?」という印象。

ジェシカ・チャステインの人間離れしたオーラ良かった。

原作知らんから適当な事言えんけど、ジーンの迎える境遇をファイナルディシジョンを踏まえてリビルドするんかと思ってた。別にファイナルディシジョンが良くなかった訳じゃなくて、今作に対して言いたいのは「え、もうそれやったじゃん?」のこれだけ。なんでまたこの展開になったの。いやごめんこれはたぶん自分の良くない意見。黙っときます。

ジャケにある「すべてが、終わる」
これはシリーズに向けて?
割と悲しい。

Xメンシリーズは大好きです。
ありがとう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「私達は何者?
 他の誰かが望む通りの存在?」

「美しい絵を描く事もできるし
 誰かの目に突き刺す事もできる
 どうするにせよ それはペン
 どう使うかは君次第なんだ」

「ここには住めない」
「立派すぎる 私は物を壊すの」
「壊れたものを全部 私が治す」
「私のことも治してくれる?」
「いや 何故なら君は壊れてないからだ」

「ここの男を守るのはいつも女の子
 X-WOMENに変えたら?」

「僕達も少し前はパーティーをしてた」
「今じゃ2人だけが」
「ファースト・ジェネレーション」
ここ興奮した。

「僕達が世界を変えた」
「だから普通に暮らすの」
「これが僕達の暮らしだ」
「ここにあるのはチャールズが望んだ暮らし
 彼は何もかも変わった 」

「我々は闘っている 自分自身と」

「まだ希望はある」

「感情が人類の弱点よ
 違うわ 感情が私を強くする」

いや前半は好きなんよね。
友二朗

友二朗