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ランペイジ 巨獣大乱闘のTaiのレビュー・感想・評価

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)
3.6
結局最強なのはドウェインさんというね。
巨大化動物かたなしのアクションっぷりでしたよ!

この手の映画を見ると思い出す「敵に渡すな大事なリモコン♪」というフレーズ。
「鉄人28号」オープニングの1フレーズですね。
どんな大きな力も扱う者次第で正義にも悪にもなりうるというものです。
本作のランペイジ計画は科学力を兵器開発として扱われてしまったものです。
しかも事故によりそれがばら撒かれてしまうという…
高身長になれるレベルの薬なら高額でも買う人はいそうですけどが、研究途中とはいえ巨大化+狂暴化なんて迷惑でしかないですね!

内容は置いといてゴリゴリな豪快さが堪らないというのは多数の方のレビューで書いてあるので、あえて内容に触れておきます!
何と言っても白ゴリラのジョージ‼︎
ドウェイン・ジョンソン演じる主人公デイビス(元・特殊部隊員で現・生物学者。人間嫌い)と手話によりコミュニケーションをし心を通わせているという頭脳明晰なゴリラさん!
しかも中々なユーモアも兼ね備えているという人間マスターっぷりです。
表情も豊かなので、言葉を喋れないのと服着てない以外はデイビスより人間っぽいかも(笑
ジョージとデイビスの過去からの現在での関係は非常に心温まるものがありました。
だからこその彼が巨大化し理性を失ってしまうのは辛かったですね。
「軍に殺されてしまうんじゃないか?逆に彼が沢山の人を殺めてしまうんじゃないか?」とデイビス並みにその身を案じてしまい、映像の迫力よりも、そういった面に集中してしまいました。

完全オリジナルかと思いきや1986年発売のボードゲームが元とか!
調べてみるとプレイヤーが巨獣ではなく怪獣になり街や人を襲い破壊していくというゲーム。
いくつかボードゲーム好きの方が書かれたレビューがありましたが、よくこの内容からここまで話を膨らませたなと思いました。
もはや「巨大」と「街を襲う」しか共通点がない!(笑)
そこにどんな無茶も自慢のマッスルで乗り越えるドウェインさんが乱入することで、こんなにもエンターテイメントな作品ができるんだなという科学反応の面白さを実感する作品でした(*´∀`*)
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