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ランペイジ 巨獣大乱闘のうにたべたいのレビュー・感想・評価

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)
4.5
宇宙空間で秘密裏に執り行われたゲノム実験の失敗によりステーションは崩壊し、遺伝子サンプルが地表に落下してしまう。
落下したサンプルを浴びた影響で遺伝子が変質し、巨大化したゴリラ・オオカミ・ワニが、高層ビル立ち並ぶシカゴのど真ん中で大乱闘を行う。
アメリカではお馴染みのビデオゲームの映画化作品。
ただ、ストーリー等は全く違っていて、巨大な怪獣がビルを壊すくらいしか共通点はないそうです。

登場するのは怪獣ではなく巨大化しただけの動物なのですが、怪獣映画として非常に満足でした。
主人公は動物保護地区に勤める霊長類学者・デイビスで、巨大化したアルビノのゴリラ・ジョージは彼の親友でしたが、ジョージはサンプルを浴びた影響で巨大化した上に凶暴化してしまう。
デイビスは我を忘れて暴れ回るジョージを取り戻すために、アメリカ軍やFBI、そして遺伝子実験を行った巨大企業を相手に立ち回る展開となっています。
ゴリラ以外の2匹も凶暴化していて、人に襲いかかってヘリを落とし、オオカミは遠吠えまでする始末。
怪獣でもない巨大な動物なんてミサイルとかでやれそうなものですが、銃火器の乱射をものともせずにヘリや戦車を蹴散らして進む様は圧巻でした。
人は大量に潰されるのですが、グロやホラーの描写はなく、いかにも、ハリウッドの怪獣映画、これぞハリウッドという感じです。

ゲームが原作なためか、B級映画、バカ映画と思われるフシがありますが、とんでもないです。
ストーリー展開はとてもしっかりしていて、途中退屈を覚えることもなく、とても見応えがあります。
映画館で観たかったというのが心残りなくらいアクションが激しくて素晴らしかった。
私の大好きな怪獣同士のプロレスシーンが多く、個人的には怪獣映画として、キングオブモンスターズより面白かったです。
人間ドラマはさて置いて、人と動物のドラマ部分が強かったのも良かった。
ラストもホロりとさせてくれさせます。とにかくこれは名作でした。

とても良かった。
ただ、なんかいい話で終わらせてますが、ジョージも大概殺っているので、その後を思うと大変だろうなと思いました。