オメガ3

トレイン・ミッションのオメガ3のレビュー・感想・評価

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)
3.5
列車というシチュエーションでの娯楽映画のお約束、ぜんぶのせ。
古くはヒチコック「バルカン超特急」をはじめ、列車は巻き込まれ型サスペンスの格好の舞台。そんな顔つきで始まる物語は、走る密室という特性を生かしたミステリー的展開を経て、次第にアクション色を強め、連結部での攻防やギリギリですれ違う対向列車といった、列車ものアクションの王道をいくつも押さえながら、終盤はこれまた列車もの映画の醍醐味であるブレーキ制御不能なスペクタクルへと。
サスペンスと思って見始めると、ミステリーに、アクションに、スペクタクルへと、意外とオトクな、列車エンタメぜんぶのせ。悪く言えば既視感のある展開の連続ですが、これだけ詰め込んでくれれば(過度な期待をしなければ)充分満足。特出したものはありませんが、L・ニースンの安定感とともに、きっちり、楽しめる娯楽映画、です。
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