手すりの汚れ、シートの革の質感もグッときて旅行に行ったって時間的に寄れないニューヨーク郊外も綺麗に映してくれる。とても気に入ったのは郊外の雨上がりのレストランかなにかの上から映した駐車場。濡れたコンクリートの濃い紺色と所々に枯れ葉が集まってそこだけ水が溜まってる。当たり前にある日常の風景を美しく見せてくれてしあわせ。
ミステリィの定石もけして外さず理不尽に巻き込まれ少しずつ疲れ果てるリーアムニーソンの表情が観れる。しあわせ。
日本語字幕でも教えてくれる看板やポスターなどのメッセージが主人公の身の上を意味ありげに示してくれる遊び心に溢れていてしあわせ。字幕が表示されないところにももちろん意味があると感じててきっと見る度にたのしませてくれるだろうところもイイ。
格闘、外から差し込む陽の光とガラスの破片、銃、そして体力が衰えたと痛感してそうなよろめき具合、そこからの...流れるように撮ってくれて動きに心躍りながら感動してた。
ときめきまくったのは"WATCH THE GAP"のシールが見える場面のリーアムニーソン。
