ももさく

坂道のアポロンのももさくのレビュー・感想・評価

坂道のアポロン(2017年製作の映画)
3.2
患者に症状を聞く医師。先生は子供達にも大人気、ピアノを弾いてと言われ弾き始める…。そして高校時代出会ったアイツの事を思い出す。



西見 薫(Hey!Say!JUMP 知念侑李)頭は良いが人付き合いは苦手。

川渕 千太郎(中川大志)見た目は派手だが正義感が強い。薫をボンと呼ぶ。

迎 律子(小松菜奈)学級委員で千太郎の幼馴染。

深堀 百合香(真野恵里菜)美大生のお嬢様。

桂木 淳一(ディーン・フジオカ)トランペット奏者だが歌も歌える。学生運動をしている。

迎 勉(中村梅雀)レコード店を経営している律子の父親。

他出演者→ 山下容莉枝、野間口徹、SixTONES 松村北斗他。



「俺の欲しい物、何でも持ってて…」

   「おいは何の為に生まれてきたとですか?」



どんな内容かは知らないで見たけど凄く良かった。ジャズと甘酸っぱい青春が楽しめた。

小松菜奈の水着姿や2つ結びが可愛らしい。

薫の人の心を見る能力も凄い!大人しそうに見えて積極的だし!。知念侑李の演技を初めて見ましたが声がキンキンしてますね、役には合ってたしピアノも凄かった!演技力は、もうちょっと欲しい気もしました。

千の鈍感さと、ひねくれ具合も凄い!。若さならではな感じは凄くしましたが言葉じゃなく音楽で繋がれてる感も鳥肌立つ良さがありました。中川大志好きですねぇ、いつくか映画やドラマも見てますが、どの役も出来過ぎな感じ。

屋上の鍵、ロザリオ、絵のモデル、教会、糸電話、マイフェイバリットシングスも印象的。

ばってん、どがん、よか、〜たい、〜やけん、〜ぞ、などのなまりがまた良かった。

変えられないものは変えられないんだから良くない家庭環境を補う何かって必要なんだろうな…と思えました。

役者の顔が古臭くないし若々しいので時代設定を気にせず見ていましたが学生運動とかって言葉や街の雰囲気や服装などが古いから調べたら1966年の物語なんですね、だから三丁目の夕日的な感じなのか。服装が古いんだけど可愛らしい。ノーヘルオッケーの時代?。

3人それぞれの大人への進みに苦労が見えなくて、ちょっと綺麗すぎるけど、それでも良い作品でしたねぇ。

歌じゃなくて音楽を楽しむ作品でしたが小松菜奈の歌が聞きたかったなぁって、ちょっと思っちゃいました。

エンディングの小田和正「坂道を上って」は最高に良い。