ドアの隙間、テレビの砂嵐、鏡…日本人が日常の中に感じる確証のない不安。それらを的確に突き、古き良き(?)「うらめしや」に革新を起こした作品。
ホラー映画の火付け役といっても過言ではない。
最近流行りのパニックホラーは正直音ありきなところがあるが、これはかなり静かなほう。サスペンス要素もあるので、ホラーが苦手な人も意外と観れちゃうかも？
余談ですが、貞子が教授を目がこぼれ落ちそうなほど睨みつけるシーン。まつげが一本もなく、とても印象的ですね。実は、監督が貞子役の女優さんに「まつげを抜いてくれ！」と頼んだところ拒否され、急遽助監督がまつげを抜くハメになったそうです。
なので、あの目の寄りは女優さんではなく助監督だそうですよ。
