20年前の公開当時、原作から読んだのか映画から鑑賞したのかもうすっかり忘れてしまったけど、当時血飛沫舞うスプラッタに依存しない日本的ホラーの底力に感心したものだ。
それだけ怖かったという印象が残っている。
今見てもやっぱり怖いんだけど、当時と同じくらいの恐怖を感じたかといえば流石にそうはならない。
1時間30分の映画で怖いのはクライマックスだけで、途中は呪いのビデオの不気味さはあるものの、これといった怖さはない。
でもストーリーを進める上で核となる部分なので、もちろんそこを省くことはできない。
そう考えると1時間30分というのはちょうどいい長さなのかもしれない。
