ケンジモンデン

検察側の罪人のケンジモンデンのレビュー・感想・評価

検察側の罪人(2018年製作の映画)
3.5
2.20レンタル開始
ブルーレイにて鑑賞

己の「正義」に問いかける映画だとすると

どんなにその過去の罪が重いとしても
どんなに許すことができないとしても
現在の「無罪」を「有罪」に偽ることは
「正義」でもなんでもない
「私欲」だと思う

キムタクがやるとなんとなーく
「正義の鉄槌を下すダークヒーロー!」に見えがちだけど
ぜんぜん賛同できなかった笑
キムタクだから許されると思ったら大間違いだ!
違う人がやったらぜんぜん違う話になりそう。
いろんな意味で「木村拓哉」を感じる話。

憧れていた先輩の凋落に悲しみを隠せない
最後の雄たけびは空しく感じるけど
この映画を苦々しく感じるなら
たぶんこれがぼくの「正義」なのだろうと


ニノの恫喝と松倉の「パッ」が見どころ。
周りの絶妙なキャストもよかった。