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検察側の罪人のボブのレビュー・感想・評価

検察側の罪人(2018年製作の映画)
2.2
2019/2/21鑑賞。
新人検事の沖野は、司法研修時代の教官だったエリート検事最上と同じ部署に配属され、検事としてのいろはを叩き込まれる。
ある日、2人が担当する老夫婦殺人事件の容疑者に、松倉という男が浮上した。実は松倉は、過去に最上が担当した女子中学生殺人事件の重要参考人だったものの、証拠不十分により釈放されていた男だった。
最上は、既に時効を迎えたその事件の罪を松倉に償わせるべく彼を執拗に追及するが、松倉は犯行を認めない。
そんな最上の強引な取り調べ方法に沖野が疑問を抱き始め…という話。

予告や番宣で「正義とは何か?」を問う系統の展開なんだろうなと思いきや、蓋を開けてみたら私怨を晴らすだけで拍子抜け。
かと言ってエリートの凋落を描くのでもなく、行き当たりばったりで無計画なエリート検事が仲間に助けられてハッピーエンド。
途中の政治家だか同期だかとの食事シーンを描くぐらいなら、もうちょっと2人の内面に焦点を当てて良かったのでは…
キムタクは演技がどうという事よりも、明確に老けて貫禄が出て来たので、あまり気にならなくなってきました。
逆に二宮が…取り調べと最後の「あぁーー!!」は笑ってしまいました。
雰囲気は良い作品なんですがね。
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