ファサリナ

検察側の罪人のファサリナのレビュー・感想・評価

検察側の罪人(2018年製作の映画)
4.1
予告篇を見た時の印象を良い意味で大きく裏切られた!正義とは?人を裁くとは?を考えさせられた。死刑と私刑。検事も人間なので100%私情がないかというとそれはないと思う(キムタク演じる検事は行き過ぎた極端な例だが笑)。キムタクの松倉を追い詰める執念の演技はこれまでになかったことだと思うので彼にとって良いターニングポイントになると思う。自殺した旧友の残したメッセージの郵便を玄関で受け取る時の周囲を気に掛けてる感が妙にリアルだった。
そして本作最大の見所はなんといっても松倉を演じた酒向芳だろう!彼のためにもう一度見たいと思えるほどの胸糞悪さだ!サイコパスのような容疑者を攻めたら意外と人間らしかったり、これから人を撃つことを想像してトイレで吐いたり非現実感から現実に戻されるような描写がリアルだった。
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