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ミスター・ガラスのkmtnのレビュー・感想・評価

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)
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愛の為に自分の生まれてきた意味を一度失った男が、自分のそれまで知らなかった資質に気づき、生まれ変わる物語が「アンブレイカブル」。
その気づいてしまった自分の資質が、世の中から見ると異形のもので、疎まれるようなものだったとしたら、
それは否定されるべきなのか、はたまた……。


アンブレイカブルが、己が気付くまでの物語であったが、
こちらはそれに対しての周囲の反応的な物語。
否定され、叩きのめされて、それでも彼ら自身には否定できない何かがある。


色々と現実のものと置き換え可能なストーリーで、そういう目線で観た方が面白い。
但しいつものシャマラン的びっくり展開はないと言えばないかなと。
ちゃんと一捻りはあるが、割と穏当な展開ではあると思う。
Rotten Tomatoesの批評家筋からの評価が36%というのはちょっと低すぎる気はするが、個人的には大名作だと思っている「アンブレイカブル」の最終章としてはちょっと物足りないなあ。
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