YasujiOshiba

ミスター・ガラスのYasujiOshibaのレビュー・感想・評価

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)
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アマプラ。23-147。シャマラン流のコミック讃歌。スーパーヒーローの精神病棟もの。もちろんどんでん返しも次々と。アクションは最低限でカメラがよい。細かいディテールが重ねられている。音もよい。だから映像にキレがある。玄人好み。129分あっという間。

3人のキャラクターは問題なし。サミュエルLジャクソン、ブルース・ウィルス、そしてジェームズ・マカヴォイの存在感は抜群。おもしろいのはジャクソンに母、ウィルスに息子、マカヴォイにはケイシーがいる。3人のヒーローに3人の影。その影が物語を深めるわけ。うまい設定。

ケイシーの依代は『スプリット』(2019)に続いてアニャ・テイラー=ジョイ。よい。登場するだけで身を乗り出す。そのアニャちゃんがマカヴォイの手を握るところが萌える。ああそうだよなと思うと同時に、前作を見返したくなる。

これで3部作は完結か。まだ続けられそうだけど、どうなんだろうね。
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