ミスター・ガラスのしーかずのネタバレレビュー・内容・結末

約20年に渡った三部作の完結編。あまり評判が良くなかったんだけど、思ったより全然面白かったし完成されていた。派手な展開は無いし、ほとんどが病院の中のやり取りで構成されてるので好みは分かれそうだけど、アクションシーンもやり過ぎずリアルさがあって、良い意味で「これくらいで良い」という感じ。過去作のキャスト勢揃いにサラ・ポールソンも加わって豪華キャストになってたし、サラ・ポールソン演じる精神科医も彼女らしい味があって素晴らしいキャラと演技だった。設定と展開に無理は感じるな〜と思って観てたらしっかりとクライマックスに裏切りの展開が待っていて、ナイト・シャマランらしい一筋縄ではいかないストーリー。正直20年もかけた3部作の完結といわれれば少しあっさりしていて寂しい結末ではあったけど、1作目「アンブレイカブル」から続く彼らの存在の意義やガラスの目的がしっかり畳まれているし、デヴィッドには生き残ってほしかったんだけど、上手い収まり方なのかと思う。いまいち盛り上がりどころに欠ける印象はあるけど、個人的にはナイト・シャマラン監督作と相性が良いのか、終始楽しく観れた。