佐々木

ミスター・ガラスの佐々木のレビュー・感想・評価

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)
3.6
この作品は同監督の「アンブレイカブル」、「スプリット」の続編となります。

どんな衝撃にも傷つくことがない無敵の肉体を持つダン、24個の人格を持ち、驚異的な身体能力と残虐性を発揮する人格に守られるケビン、そして物語の中心となる、ガラスのように壊れやすい骨格と比類なき明晰な頭脳を持つミスターガラス。この3人がとある事情で精神病棟に収容され、各々の特殊な体質が説明可能なものだと説得を受ける。

スーパーヒーローとして自らの力を役立てていたダン、最強の人格ビーストを称えることで主導権を握っていたケビンの人格たちは、己の存在意義に小さな疑問を持ち始める。しかし、彼らの周りには重なり合うように思惑が渦巻いていた。


2つの作品で登場したヒーロー、ヴィランの3人がぶつかり合い、最終的にマジョリティによるマイノリティの一方的な抑圧というテーマに導かれます。


途中ダラダラするのと盛り上がりに欠ける演出さえ良くなれば名作になれたでしょう。
佐々木

佐々木