正義なんてあったもんじゃないソウル市長選挙の行方。市民のことなど考えているようで考えてない、とりあえず選挙に勝てば良いというビジネス第一の姿勢は去年公開されたスティーブ・カレル主演『スイング・ステート』のようだった。そこに韓国映画お馴染みのドロドロした権力と金の濫用による攻防が見れて、そこそこ面白い映画だった。ちょっと長く感じるけど。
それにしても今作のチェ・ミンシクは最低(最高)だった。事故時の行動にはドン引き。あまり話題にならない映画だけど、韓国映画トップクラスの最低人間が出てきてたと思う。終盤はずっと「落選しろ！」と思いながら見ていた。
でも主役はチェ・ミンシク、シム・ウンギョンではなく、クァク・ドウォンだった。彼の根っからの仕えたいという体質を趣味が靴磨きという点で分からせる演出は巧い。
P.S.マブリーが出てるとは知らず見たので、めっちゃテンション上がった。
