風巻の外側

死霊館のシスターの風巻の外側のネタバレレビュー・内容・結末

死霊館のシスター(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャンピングスケア少なめで雰囲気がいい。
水中から現れ水面に立つシスター姿の悪魔はさながら聖母の奇跡のようでありながら禍々しかった。
バーク神父とシスターアイリーンのコンビ、もっとみたい!


あらすじメモ

ルーマニアの辺鄙な村に近い森の中にある修道院でシスターが首を吊っているのを、村に住むフランス系カナダ人であるフレンチが見つけた。
その話は遠くバチカンにまで届いた。
聖職者の自殺は許されざる事であり、件の修道院の調査の為に一人の神父を送り、その助手として見習いシスターをつけた。
村人は不吉な修道院には近づかないため、バーク神父とシスターアイリーンは2週に一度、修道院に食料を届ける仕事を担っているフレンチに案内を頼み修道院を訪れるのだった。
動く死体、不可解な言動の修道長、2人は翌日に迎えに来るようフレンチに頼み、修道院に滞在する事に。様々な不可解な現象をかいぐり調査した結果わかったのは、この修道院はかつては城であり、その城主が黒魔術に傾倒していたこと。悪魔の召喚を試みたがそこにバチカンの兵が乗り込み儀式は中断、開かれかけた地獄の門はキリストの血により封じられ、その門を監視し封じ続ける為に城を修道院としたこと。
原因は分からないが悪魔が力を取り戻し、門の封印が解けたために、修道院のシスターはほぼ全てが死亡し、生き残った最後のシスターは憑依により悪魔がこの地を離れることを防ぐために自ら命を絶ったこと。
神の声を聞くものでありながら、シスターとして生涯を捧げることに迷いを覚えていたシスターアイリーンは、悪魔を封じる為に殉じたシスター達の意思を継ぎ正式なシスターになる決意し、3人で悪魔を封じる事を決めるのだった。
隠されたキリストの血を見つけ地獄の門に向かうものの、悪魔の力は強大であり苦戦を余儀なくされる。絶体絶命のなか、油断した悪魔に口に含んだキリストの血を吹きかける事で悪魔は地獄へ去り、門は再び封じられた……

かに思われたが、そうではなかった。
悪魔はカナダに戻ったフレンチに憑いていたのだ。
風巻の外側

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