きくらげ

死霊館のシスターのきくらげのレビュー・感想・評価

死霊館のシスター(2018年製作の映画)
4.3
死霊館シリーズに珍しく、じめじめと全体的に湿度の高い空気感で好みだった。

が、悪魔祓いの方法や手順がバーク神父自身確立していない感じで(1952年が舞台で組織自体がまだ発展途上なのか)、目的が曖昧なまま悪魔に散々振り回されている展開が多過ぎたのは難点。
今何がしたいんだっけ、と我に返ってしまうのは映画として致命的だと思う。
ただ悪魔による恐怖演出はドキッとくる場面が多く、飽きずに楽しめた。

最後の一撃、アイリーンの機転は見事。そこからの一作目への繋ぎも「お前かい!」と一人で盛り上がってしまった。
ウォーレン夫妻と悪魔のシスターとの因縁はここからだったのかと、後付けだとしても作品同士が絡み合う旨味は充分味わえる。
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