新年1本目は再鑑賞作品です◌⑅⃝*॰ॱ
私が今まで観た邦画の中でもかなり上位で好きな作品。「映画」というものとして個人的に魅せてほしい部分をしっかり魅せてくれる作品。
笑いあり涙あり。
っていうか、私再鑑賞だからってのもあるけど、結構前半から胸がギュッとくる箇所があって、ラスト30分はずーーーっと号泣してました、何度観ても泣いちゃう。
『ニュー・シネマ・パラダイス』のオマージュと言われてるみたいなのですが、それだけではなくて、なんていうか最早『映画』というものへの敬意というか愛がたくさん詰まった作品だなという印象。
ストーリーそのものはシンプルで単純なものなのだけれど、その構成も良いなあと思うし、ファンタジーな設定でありながら・・・
うむ...!!これ、ネタバレしないように綴るの難しい...!!!
【以下ふわっとネタバレ有】
ファンタジーな設定でありながら、構成が上手いから無理がない。ストーリーはシンプルとは言ったけれど、終盤の伏線回収になる部分、初めて観た時はうわあ...!ってなった。ぶわあ...って。
世界観も素晴らしいし、視覚的・聴覚的な表現の一つひとつが好き。
視覚的👀っていうのは、まず第一にやっぱりヒロインの衣装ですね。「色のないヒロイン」が様々な色の洋服やドレスを身に纏う。色で魅せてくれる表現のひとつ。
『プラダを着た悪魔』でいろんなファッションを見られる、それと似たような楽しさや尊さがある。
クレジットを見ても「綾瀬はるか衣装」「綾瀬はるかヘアメイク」が別途で記されているし凄くこだわられた部分なんだろうなあ。
聴覚的👂っていうのは、そのままだけれども、音楽素晴らしくないですか!?!?!?
住友紀人さん...!!!
それこそ『ニュー・シネマ・パラダイス』のエンニオ・モリコーネ氏の音楽を思い出させるような、何度もいろんなアレンジで作品中に流れる「今夜、ロマンス劇場で」のテーマ。素晴らしい... 好きすぎて、胸がギュッてなります。
この作品の為に作られたという主題歌、シェネルの「奇跡」も良かった。
トータルして、音楽と映像の使い方、演出がたまらないっていうか、いやそれが「映画」なんですけども...
冒頭の停電までの音楽と映像のスリリングな演出とか、モノクロのヒロインが彩られる瞬間とか、そういう基本的な部分ですら好きだ...
あと北村一輝さんの使い方もたまらないです←
とりあえずこんなにピンクスーツしっくりきちゃうハンサムガイな俳優さんっています???笑
しかも笑えるだけじゃなくてしっかり大切なキャラクターなんだよな。笑
キャスティングといえば、主役の2人が綾瀬はるかと坂口健太郎というのも良かった。
坂口健太郎くんの演技やっぱり好きなんだよなあ。声優とかも向いてるよなあと思うくらい声の使い分けが好き。ふとした時の一言とかも凄く絶妙で。
「ケツの穴...」って言うところもめちゃくちゃ上手で好き。(これだけいうと語弊しかないけど笑)
綾瀬はるかが演じるヒロインが初めて見る景色や色に感動するたびに、牧野も観ているこちらも感情を動かされる。
いや本物のダイナマイトそんなところに無造作に置いておくなよwwwおかしいだろwww などのツッコミ放題なコメディコメディな前半だのに(だのに?)
中盤からはどんどんラストの号泣に向けて涙を溜めさせられた...。
そして終盤。2度の「最後のわがまま」のシーンがどちらもたまらなく号泣必須で大好きです。
1度目の最後のお願いのシーンは良い意味で裏切られてたまらなかった。
そして、正真正銘最後のわがまま。
そのたった4文字に凄く震えてしまう。
あーーーやっぱり大好きな作品だと長くなってしまう...!!!レビューっていうかもう好き勝手かいてるだけだけど!!!