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今夜、ロマンス劇場でのnisuiのネタバレレビュー・内容・結末

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

時は昭和35年、撮影所でADとして働く男は行きつけの映画館で見つけた古いマイナー作品のヒロインに夢中になり繰り返し見るもコレクターの手に渡ることとなり最後の鑑賞中に停電し復旧したら銀幕の中からヒロインが飛び出していた話。
今度宝塚で舞台化されるのでその予習に。いやこれ、娘役トップの退団公演でやったらハマりすぎてしばらく引きずりそう。「私を見つけてくれてありがとう」はファンへの想いに重なるし「ずっと隣にいてくれてありがとう」は相手役への想いに重なる。お披露目公演でよかったあ~。
最近ではめっきり見かけくなった暴力系ヒロインにノレなかったけど、性格の悪いキャラにハマることもあるし、そう考えれば彼にとっての推しキャラが目の前に現れたらすべて受け入れてしまうのもわからなくもないか。暴力すら「映画で見たやつだ!」と興奮するみたいな?
お高くとまったようにも思える行動にもその理由に納得してしまった。まあー当たり判定とか考え出したらキリないんだけど。
不老と人間の恋には死による別れは避けられないけれど、ちゃんと死ぬ(?)タイプの不老なので死んでなおハッピーエンド。今度は主人公が映画の世界に行くというラストがよかった。
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