Tear

身体を売ったらサヨウナラのTearのネタバレレビュー・内容・結末

身体を売ったらサヨウナラ(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

今の気分にとても合う作品だった。
リョウコさんかっけぇ…
つい何度か巻き戻しながら見た。
リョウコさんに魅了されていく自分もいた。

2017年の作品だからか、女子たちのファッションも懐かしかった。タイムスリップしたような感覚で好きだった。

本能に振り回されてみたい、男を蔑み、金と酒で回し、純粋そうな女の理想を汚してやる。ツケが回ってくるとこもリアルでしんどかった。
他人(親も)は思ってるより自分に無関心で何も言わないし、悲劇のヒロインみたいなことは何も起こりやしない。起こったとしても案外生きていけるし何とかなるのが残酷なところ。
私の見てきた現実がこの作品にはあった。

普通になりたいわけじゃないし、純情でいることが美しいとも限らない。普通がつまらないから遊んでいるわけで、その生活は楽しいし満足している。幸せが何かと問われると頭をもたげるが、じゃあ一般的な家庭を築き子供を作ることが幸せかと問われるとそうでもない気がするし結果、現状維持。ただ愛だけは今も欲しいまま。

愛のないセックスなんか男の方が好きだろうに、なに純情ぶってセックスに愛を求めてんのか滑稽で仕方ない。自分の彼女だからって所有物みたいに思ってんじゃねぇよ、と言いたい気持ちだった。カメラの前で脱ぐ行為はただの作業でしかない。金を稼ぐための作業。金が欲しいんだこっちは。

私はとても好きです。この作品。
原作も読んでみようかな。

p.s.
ここの悪いレビュー書いてる人、大体が男でウケる。理想を壊されたくなくて必死なんだろうな。滑稽で愉快だ。
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