滝和也

ゴジラ×メカゴジラの滝和也のレビュー・感想・評価

ゴジラ×メカゴジラ(2002年製作の映画)
3.5
メーサー殺獣光線車とは…
サンダ対ガイラに初登場した、東宝自衛隊のメインウェポンである。モスラに対してロリシカ国から供与された原子熱戦砲を参考に対怪獣兵器の切り札として投入された。

いきなり、メカうんちくでごめんなさいm(_ _;)m。でも大好きなんですね。このデザイン。パラボラアンテナの様なビーム兵器。東宝特撮の代表格。恐らくはこの監督も同じでしょう。この兵器とメカゴジラを出すために、今までのゴジラの歴史を改変して設定された世界です。ゴジラは初代のみが存在し、オキシジェンデストロイヤーで骨のみになり、それがメカゴジラになるお話かつ、モスラやサンダ、ガイラなどは日本を襲った設定でこの兵器が主武装の特生自衛隊がゴジラと対決します。

でもこの設定含め、釈由美子がメカゴジラドライバーだったりと当時流行りのエヴァに寄ってるんですね。メカゴジラも暴走するとか似てるし…。後にコラボすることになるわけですが…。

これ作品としては、併映がハム太郎で時間が短い割にはソコソコまとまってます。釈さんの失敗で兄が死んだパイロットとの確執とか、心を閉ざした彼女とメカゴジラ開発者の子供とのふれあいなど入れてきます。釈ファンの方にはオススメかな。 

絶対零度砲が切り札のメカゴジラですが、海底軍艦、スーパーX3と必殺兵器の系譜にあってます。その辺りもシリーズ愛を感じます。ただ特撮面はアニメっぽさがあってどうも違和感あり。メカゴジラのデザインはいいんですがねえ。初代には勝てませんが…。
滝和也

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