サマータイムブルース

マイティ・ソー バトルロイヤルのサマータイムブルースのレビュー・感想・評価

4.2
えー!!何これ!!面白い!!
今までMCUの中でソー・シリーズだけは世界観が違って、イマイチに感じていたのですが、これはメチャメチャ面白かったです

前2作と比べて明らかに方向転換している
ソー・シリーズは毎回監督が変更されていて、それが、新監督のタイカ・ワイティティさんの効力なのか、脚本なのか、はたまた他の何かなのか・・・

今回は消化試合を見るようなつもりで鑑賞したのですが、とんでもなかったです

まず思うのは、明るく、ポップになってること
ジャケ写からして違う!
ソー(クリス・ヘムズワースさん)の性格も微妙に変わって、コメディ要素がだいぶ増えてます

ツボったのは、冒頭ソーがチェーンに吊るされた状態で巨人スルトと会話してる時、ソーが回転して後ろ向いてる間、律儀に会話を中断してくれるとこ

あと、ハルクのビッタン、ビッタンがまたここで見られるとは
しかもそれを前回されたロキ(トム・ヒドルストンさん)がVIP席から慄いて見ている、笑える

「シビル・ウォー」に出ていなかったソーとハルクはこちらで頑張ってたんですね

ちょっと「グラディエーター」的なところと、「もののけ姫」に出てくる犬神様のモロみたいのがいました

惑星サカールのグランドマスター役で、大好きなジェフ・ゴールドブラムさん出てました
今回、お笑い担当です(笑)

あと、ソーも敵わない、実の姉でもある今回の最強ヴィラン役でケイト・ブランシェットさん出てました、強くてカッコいい

ロキは裏切ったり、仲間になったりコウモリみたいな性格です
でも、笑顔が可愛くて、憎めないんですよね
人気あるのも納得です

原題は「Thor: Ragnarok」です
北欧神話の「世界の終末」を意味する「ラグナロク」がテーマで、それをなぞったストーリーです
でも、そんなの知らなくても楽しめます
ソースは私(笑)

今回ソーは、自慢の長髪をバッサリ切られ、戦いで隻眼となり、最大の武器ムジョルニアも失ってしまいます(ムジョルニアは後半復活するものとばかり思ってました・・・)
前2作と決別した新たな「マイティ・ソー」の決意みたいなものを感じました

アスガルドを脱出したソーたちは地球に向かいます、うわ、この後どうなっちゃうんだろ、続編も楽しみです