ミサホ

さらば青春の光のミサホのレビュー・感想・評価

さらば青春の光(1979年製作の映画)
3.6
60年代 英国🇬🇧
モッズ・カルチャーは一世を風靡した。
細ネクタイに細身のスーツ。小さめのハット。フレッド・ペリーのポロシャツ。ベスパにランブレッタ。ミラーつけまくってカスタマイズ…

期待して観始めたけど、主人公のジミーがイマイチ。服はかっこいいけど、よく喋るし、薬物ばっかだし。品があるとは言えないなぁ

それに彼ら(のグループ?)意外と喧嘩っ早い。パブ🍺で大騒ぎした挙句、ひどい時には、暴れて店内をめちゃくちゃに。

行儀のいい子はいないのかい?

モッズ・カルチャーど真ん中にいるジミーたち。精神性はまったくもって子どもです。

そんな中、お行儀のいいモッズ…いました、いました!寡黙でスタイリッシュ。スティング演じるエースの登場です。あの爬虫類系の顔は切れ味あるなぁ

当時、モッズの子たちは、黒の革ジャン革パンツのロッカーズとは犬猿の仲。服装から乗ってるバイクに至るまでスタイルが違うから、衝突ばかり。

仲良くしようよ〜、異文化交流しろよ〜
カルチャーの違いでこの騒ぎだもん
争いがなくならないわけだ。

そしてブライトンの暴動🌪️へ

ジミーだっていつまでもこんなことやってられない。いつかはこんなクスリ漬けでバカ騒ぎするような生活とはオサラバしなきゃ。

ラストで崖下に砕け散ったバイク
モッズ・カルチャーとの決別とみていいよね。ある種の潔さを感じた。

少し前に観た『セント・エルモス・ファイヤー』も青春劇だったし、図らずも若者のエネルギーをちょびっとだけ分けてもらった気がする。


****

少し余談。
スティングの娘であるエリオット・サムナーはミュージシャン。父に激似でめちゃ格好良い。ハスキーヴォイスに高身長。あんな女の子がそばにいたら、目が釘付けになっちゃうよね🤍
ミサホ

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