無名の作家・ポール(アントワーヌ・デュレリ)は、医者の妻・サラ(オドレイ・トトゥ)と些細なことで喧嘩をしてしまった。
その日からサラは失踪してしまい、ポールは2人の子供を抱え、途方にくれる。
サラの失踪の件で義理の父からは訴えられ、一度は容疑者リストにあがってしまうものの、証拠不十分により容疑者からは外される。
生活費はサラの収入でまかなっていた為、暫くはサラの残したお金で生活していたものの、とうとうお金が底をつき、ポールは子供達を連れて故郷へと帰ることにする。
監督は「イヴ・サンローラン」などの作品を手掛けたジャリル・レスペール。
夫として、父として苦悩しながらも、前に進もうとするポールの姿。
「向かい風」というタイトルがぴったりな作品ではあるものの、妻の失踪からはじまり、ポールが仕事先で不祥事を立て続けに起こしたり、誘拐の罪で追われている友人をかくまったりと、自分からトラブルへ飛び込み、トラブルを起こし、劇中はトラブル起こりまくり。
なんだか向かい風が強すぎるような気が…^^;
それでも、ポールが父親として成長していく姿は良かったです。自分の子供達と共にサラの失踪を乗り越えていくというその一点にストーリーを絞ればもっと良い作品になったのではないか、と個人的に思いました。