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関東テキヤ一家 浅草の代紋のbluetokyoのレビュー・感想・評価

3.1
シリーズ最終回である。最終回なのでキャスティングがやや豪華となっている。ただ、前のように、コメディー要素や芸人さんが登場したり、ということはない。その意味では、純粋な任侠もの、ある意味では原点志向ともいえる。
シリーズ自体は、意外と面白かったけど。任侠ものが行き詰まってしまったので、新鮮味を持たせたのだが、やはり、任侠ものの枠を出ることはなかった、ということだろうか。

簡単にあらすじ。
国分勝と佐貫五郎が浅草に帰ってきた。さっそく、浅草菊水一家へ。
赤岩興業と関東若義組が、ちょっかいを出してきていた。
そんなときに、頼りになる兄貴、大月慎吾は、破門されていた。

酉の市では熊手を売る。ところが、倉庫にあった熊手を、若義組に焼かれてしまった。
どうしよう、売るもんがねえよ、と頭を抱える菊水一家。

大月慎吾が密かに動いて、京都の業者に熊手を発注していた。

赤岩興業と関東若義組、余計なことをしやがって、と思いつつ、なんで、破門されたのに、助けるんだと、調べると、慎吾は、菊水一家三代目の不始末の身代わりになったことを知る。

慎吾の子どもを誘拐したりして、なんとか、その事実を公表するように迫る。慎吾はブチ切れるが、逆に、刺されて重傷を負う。
馬賊で、いまは、関東若義組の客分になっている前川竜三が、慎吾を救い出す。おまはんらとは、ちいいと、うまがあわんけえーのー。

前川竜三は、慎吾を、菊水一家のところへ連れて行くが、慎吾は亡くなる。

そのあと、前川竜三も襲撃を受けるが、こんどは、国分勝が助ける。

国分勝が、銃で狙撃されるわけだが、直前に気付いた、前川竜三が、盾になり、撃たれて亡くなる。

さらに、菊水一家三代目も撃たれて亡くなる。

ついに、国分勝の堪忍袋の緒が切れて、殴り込みを掛ける。ごろめんつ省かせてもらいます、である。

シリーズも終わりとなる。
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