このレビューはネタバレを含みます
兄弟の話。
NYの底辺で暮らす兄弟。ある日銀行強盗を決行するも失敗。知的障がいを持つ弟ニックだけが捕まり、投獄されてしまう。色々あって（笑）兄のコニーは弟を連れ戻す為に、無謀とも言える行動に出るのであった。……ってあらすじ。
なるようになる結末だった。どんどん深みにハマってゆく展開。上手くいきそうでいかない繰り返し……。
確かに兄は愛してくれたが、ラストの教室での質問「濡れ衣を…」「家族に問題が…」ニックにとってはそういう事でしょう。分かってるんだぞ、って。
まぁ多くは語るまい（笑）
…だったんだけど、ちょっと待った。
他の方のレビューを読んで、解釈と感想が大分違うので、追記します。
コレは、最後に兄弟が離れる事による、弟にとっての「グッドタイム」です。
確かに兄は愛してくれているけど、
連れ帰ったのが、本当に弟だったら？
カウセリングを拒否する理由は？
強盗に誘うか？
そしてニックの気持ちは？
独りよがりの愛情になってる。
よく分からないのに一人捕まって殴られて、怪我までして、酷いよお兄ちゃん〜ってなるでしょう。
でもお兄ちゃん好きだから何も言いたく無いって、全力で頑張ります。
当然ニックに責任能力はないので、黙ってても釈放されるんだから、病院から連れ出すなんて余計な事をしなくても良いのに……これはコニーの保身でしか無い。
そして逃走中の行動でも見える。優しそうな人を騙して、利用して助けない、怒鳴り、殴り、逃走を図る。
ロバートパディソンさんのカッコ良さと演技に騙されてしまいそうでしたが、捕まってパトカーの中での表情に答えは出ている。
そしてラストシーン。ゲームをしながら少し安堵の表情を浮かべるニック。ここが居場所コレがグッドタイム。これからは穏やかに過ごせます。
と、私は解釈しました。
私が間違った解釈だったら偉そうにすみませんでした。
で、感想は、…人は居るべきところにいる事が良い。タイトル通りだな。です。
まぁ多くは語るまい（笑）の私が、
「ちょっと、解釈違くない？」で、
たまには語る（笑）に変更っ（笑）でした。
