町蔵

母の町蔵のネタバレレビュー・内容・結末

(1929年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

「母」1929/日本/16コマ/62分 
監督:野村芳亭 原作:鶴見祐輔 
脚本:柳井隆雄、野田高梧 
撮影:小田浜太郎
出演:川田芳子 小藤田正一 高峰秀子
吉川満子 八雲恵美子、奈良真養
●銀行家の夫を亡くし息子と幼い娘をかかえた朝子は、夫が親しくしていた芸者浜子の紹介で家政婦になるが、息子のために貧しくても自立しようとして夫の友人の融資で化粧品店を開く…。
■現在その全体像を見ることが出来る蒲田女性映画の代表作。母を演じるのは蒲田を代表する川田芳子、幼い娘役は本作がデビューとなる高峰秀子、また吉川満子が嫌味な奥さま、そして芸者浜子を八雲恵美子が演じた。ベストセラーの原作は鶴見俊輔の父、鶴見祐輔。

コタニマリさんの語りとレコード演奏
類型的なストーリーは当時の特徴か?
母の川田芳子は美人とされるがピンとこない。それよりも芸者役の八雲恵美子の美貌ときっぷの良さが光っていた。調べてみたら八雲の方が川田より6歳若いのに、「姉のように慕われる」というのは無理がある。
執事役のコミカルさを引き出すために、憎まれ役の妻の吉川美津子がいる。
高峰秀子6歳は後の輝きを予感させる。
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