ジャック・ドゥミのデビュー作。
アヌーク・エーメがキレイぐらい
の記憶で久しぶりまた観るです
すごく良かった
白いオープンカーがクレジットタ
イトルに被りマックス・オフュル
スに捧ぐとあるオープニング
１４歳で出会い消えた初恋の人を
幼子と待ち続ける踊り子ローラは幼馴染
のローランと町ですれ違うが
ローラことセシルとローランとアメリカ
水兵フランキーと１４歳のセシルとセシ
ルの母の５人で繰り広げる恋の群像劇。
誰かと誰かが出会って誰かが誰かに恋す
る自然な偶然重なり生活感ほぼ無いのが
すごく良いですね
港町ナントを舞台にした二人のセシルの
初恋の物語で１４歳で初恋の人を失った
セシルと１４歳で初恋の人と出会った
セシル
二つの恋なのかローラの初恋を回想など
という野暮な手法でなく疑似的に見せて
るのか分かりませんけど二つの恋にして
るのはデビュー作にしてやるな～で１４
歳セシルの「もう大人よ」感はもう一人
の１４歳のローラことセシルを想像して
しまう
生活感は無いですけどアルジェリア戦争
の影はチラホラとで水兵はシェルブール
を目指すです
映像も音楽も物語も押し付けがましくな
くセンス抜群でデビュー作にして成熟し
てる感さえあるな〜
因みに奥様ヴァルダさんの同時代作の方
がグイグイ来る感じ強いかも
白いオープンカーで幕を閉じますけど
オープニングとは何かが変ってるのも
映画の王道のようであります
余談
ユーミンの「セシルの週末」はここから
取ったのかな？曲は本作公開より１０年
以上前なので観てるかどうかは微妙です
けど。。。
30/220
