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オトトキのERIのレビュー・感想・評価

オトトキ(2017年製作の映画)
4.2
おとといTHE YELLOW MONKEYの17年ぶりの東京ドームライブに行ってからというもの、どうしてもこの映画が劇場で見たくて、公開終了する前にと映画館へ。

ラストの渋谷La mamaの「Romantist Taste」はもうずっと見てられるよ私。平均年齢50歳を過ぎたおじさんたちはまるで、少年みたいに屈託無く音を鳴らしてて、この幸福感素晴らしい。イエローモンキー最高です。はぁバンド最高です。吉井さんの上下ピンクのスーツ姿、かっこよ過ぎる。愛おしさが、過ぎる。

オープニング、2016年に再集結した代々木体育館のカウントダウンで始まる「プライマル。」バンドが生むGrooveと巨大な幕に映るシルエット。もうそれだけで泣けるのです。バンドが音を合わせて楽しそうって、奇跡がいっぱい集まっている。そして彼らのファンは、とても大人で理解があって、そして無邪気だ。たまらないな。

EMMAとANNIEのパパが再始動した2016年の7月に、亡くなった事。その時の二人の気持ちと、メンバーの想い。神戸で演奏した球根。駆け抜けた2016年が終わって2017年最初にしたカウントダウンライブでの出来事も、そこでみんなで歌ったバラ色の日々も、胸がいっぱいだ。ラ・ママのFatherもよかったよ〜

イエローモンキーは4人ともスターで優しくて、かっこいい。この4人の距離感もとても心地よくて、素敵だ。吉井さんはこのバンドの中で、少し甘えん坊に見えて、超絶可愛いんだな。リハや楽屋の様子、昔のライブ映像も本当にまるで家族写真をめくるみたいにとても温かい気持ちになる。

この映画は静かに淡々と再集結の彼らを切り取っていて、地に足をつけて歩いていく4人がとてもカッコよく見えた。これから始まって行くんだよって。どんどん良くなっていくんだなって。なんかそんな風に思った。

その先にあった東京ドームを私は見に行けたんだなと思うと、また更に脳内は彼らで占領される。50代の今だから溢れるキラキラとロックスター。いい音楽がいっぱいだ。それだけで充分で、それが全てな気がした。

また始まってくれて嬉しい。
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