ジミーT

リンキング・ラブのジミーTのレビュー・感想・評価

リンキング・ラブ(2017年製作の映画)
5.0
たった今、観終わりました。これは面白い!ご贔屓の金子修介監督の悪ノリ大暴走の果ての大傑作でした。

それ以前に、悪ノリ大暴走を活かしきる脚本の完成度がおそろしく細かく、凄い。
BTTFから臆面もなく頂いてる部分もあって、それを隠しもせずに劇中で堂々とバラしている図々しさもいっそ清々しいです。

1991年にAKB48の歌を持ち込んだりしたらタイムパラドックスや歴史改変どころの騒ぎではありませんが、脚本がしっかりして、細部がよくできているのであまり気になりません。大きな嘘を信じこませるにはディテールの細かさと本当っぽさが何より大事なんですね。

「バブルへGO!タイムマシンはドラム式」も1991年へのタイムトラベル物で好きな映画ですが、2つ並べてみると製作者の気質の違いというものがよくわかります。金子監督は「オタク気質」を持っているけど、馬場康夫監督はそれを持っていない。「アイドルが好き」=オタク気質という意味ではありません。う〜ん、何だろ、うまく言えないな。
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