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リンキング・ラブのYSKのレビュー・感想・評価

リンキング・ラブ(2017年製作の映画)
2.9
共同でアパレル会社を経営している両親が、経営不振による離婚が決定的となった夜、大学2年生の主人公は自室で古びたランプを見つける
ランプから現れた守護神の早合点により両親の学生時代である1991年にタイムスリップしてしまった主人公は、離婚を阻止すべく当時の母をアイドルデビューさせ仲をとりもとうとするが…というお話

どうしてこの時代のふたりをとりもつと未来の離婚が回避できるのかはさっぱりわかりませんが、大学のキレイどころを集めAKBの歌と踊りを覚えさせて人気者にしてしまう、一歩間違えればスーフリになりかねないイベサー作りに奔走するサクセスストーリーはつまらないというほどのことはありません
迂闊なことにAKBの楽曲をおさめたスマホが悪人の手に渡りAKB商法をパクられたりセンターを誘拐させたりなんていうアクシデントもあったものの、まあ所詮は大学の中の話なのでスケールも小さめ

当時を懐かしむほどカルチャーに寄せているわけでもないし、AKBのメンバーや楽曲がフルに使われているわけでもなく、ダメということはないものの半端だった感は否めません
というかこのテーマを持ち込むならもっと秋元康臭を出して全面的にプロデュースしてもらうべきだったんじゃあないですかね
ついでにいえばこのテーマならフジとホイチョイがやったほうが面白くなると思います
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