わだげんた

リンキング・ラブのわだげんたのレビュー・感想・評価

リンキング・ラブ(2017年製作の映画)
3.8
アイドル映画は、これでいいんです(^-^)v

金子修介のアイドル映画が好きで。斉藤由貴の『香港パラダイス』が大好きなんですよねー。斉藤由貴は不倫の人となり、『香港パラダイス』もDVD化もされず、忘れ去られた映画になっちゃいましたが。

今回も女優さんたち、今をときめくアイドルさんだと思うんですけど、顔と名前が一致しない。そのくらいのレベルで観に行っちゃいました。。。

が、これが素晴らしい出来\(^-^)/

いや、もちろん万人に受ける、ってものでもないと思いますが、バブル世代にはたまらんわ、これ(笑)

ストーリー的にはもうわかりやすく『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。それに3つの願いのプロット絡ませて、AKB入れましたってお話。

タイムスリップ先は80年代なので『バブルでGO』も入ってるかな。

予算の関係もあって、そこまで80年的作り込みがあるわけではないですけど、端々にいろいろこだわりは見せてます。

散りばめられたアイテムもHONDAビート、おニャン子クラブ、ジュリアナ、ミスコン、就職戦線異常なし(あ、これも金子監督ですよね)、うる星やつらにクリーミーマミ! エトセトラエトセトラ。

80年代にAKB作っちゃお!
ってのが物語のひとつの軸なんですが、仲間集め→鬼コーチ登場→猛レッスン→メンバー脱退→団結→ライヴって話が王道、かつ上手く作ってあって(まあ、AKBのドキュメンタリーのパロディなんでしょうけどね)、なかなか観入っちゃいました(^_^) お馴染みの曲も楽しいです。AKBの振り付けってなかなか高度なんだな、って感心したり。

もう一方のお話の軸、自分のお母さんとお父さんを上手く取り持つって話も上手くアイドル話に絡めてあります。

AKBとか苦手って人も多いでしょうけど、普通に青春映画として楽しかったですよ。

あ、いろいろあり得ない事も多いですが(笑)、まあそこは映画の嘘として笑って許せる度量は必要です(^_^;)

この映画、どの年齢向きに作ったんだろうな?
若い子より明らかにオッサン世代に受ける内容だと思うんだけど、その世代に全然届いてないのが残念です(>_<)

それにしてもITに続いて80年代物。世代としてはやっぱり思い入れは強くなりますね(^_^)
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