KotaroKinoshita

リンキング・ラブのKotaroKinoshitaのレビュー・感想・評価

リンキング・ラブ(2017年製作の映画)
4.4
田野優花がアカペラで「恋するフォーチュンクッキー」を歌った時点で傑作であることは明らかだったが、「制服が邪魔をする」がフルコーラスで流れた瞬間に、この映画はアイドル映画史に確実に残すべき名作に昇格した。
予算も少ないだろう中、バブルグッズをかき集め、AKBの全面協力も獲得し、「バブルに恋チュンをやったら」のコンセプトをしっかりやり通したその姿勢がまず貴重だ。
そしてもちろん、16人もいる女優を限られた時間の中で描き分け、しっかりと魅力を引き出していく金子修介の匠の技術が、アイドル映画としての格を確かなものにする。


演出0.9
人間0.9
構成0.8
驚き0.9
趣味0.9


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
構成=脚本や画面の全体的な構成
驚き=斬新さ、意外さ
趣味=個人的な好き嫌いの印象