メンツとか見栄とか権力とかにこだわる偉い人ってクズよなー。
でもそれを差し引いても闇深すぎる人種間のわだかまりには、人種差別意識とは縁遠い日本人としても、もやもやもやもや
実話ベースということもあって比較的地味な作りで、実在の人物とか事件とかの知識がないし、思ったよりお話が複雑なので、ところどころで意識が飛んで(寝て)しまいました。
ただ、ファンタジーによく出てるイメージが強いジョニー・デップが、本作もそうだし「フェイク」や「MINAMATA」もそうなんだけど実話系の作品で真摯に地道に真実を伝えようともがいている姿は…
真相はまだまだ闇の中だし報われたとは言えない、ラッセル氏の地味ながら誠実な奮闘にスポットを当てようとした姿勢には
芸能人の私生活のことを引き合いに出したくなんかないけど、件の裁判でジョニーが言っていた「勝ち負けじゃない、真実を明らかにしたいんだ」
この言葉が重なるように見えて、彼の映画人としての人間性にも共通する信念があるような気がします。
楽屋ネタなんかやるわけないけど「ディズニーに帰る」のセリフはなんか意味深(・・;)