レオン

L.A.コールドケースのレオンのレビュー・感想・評価

L.A.コールドケース(2018年製作の映画)
3.4
見逃していたジョニデ作品。(wowow録画) 個性派F・ウィテカーとの共演が魅力で視聴。 人気ラッパー暗殺事件の実録物だが、物語の見せ方が下手すぎる・・。 (フィルマは★平均3.5だが、映画コム・ヤフー映画とも★3.2)

冒頭些細な事で、二人の(悪人に見える)ドライバーが銃殺事件にからむのだが、二人とも警官! おおっ、中々の展開に★平均より
面白そうじゃないか♪と前のめりに・・。

が、それ以後が人称が誰の事なのか、どういう意図があるのかが分からないシーンが多々。 ただでさえ複雑な事件がより、難解に・・。

まず殺されたラッパーB・I・Gは通称「ビギー」で、名前がクリストファー・ウォレス。作品中4通りの呼称で呼ばれていて、1度の視聴では誰の事を言っているのか分からぬ場合多々。

ジョニデの先輩刑事がゴルフ場で、他の刑事の発言にキレてしまうが、なにに憤慨してるか2度見ても分からない・・。 
クラブでの撲殺シーンもどの勢力が何のために殺したのか分からない、後に解説的に回顧するが今ひとつぱっとしない・・。 等々とにかく表現が不確かで、フムフムと理解しながら前へ進めない。

こういう複雑事件は、まずどう進行しているかを見てる者に理解させる事が第一!  それが全く出来ていない。
私はそこそこシリアスで難しい作品も好きだが、2度見ても分かりにくい描写が多々あるのは問題・・。

さらに視聴して追求する気にもならない・・。

ギャングの幹部と思われていた人物が潜入捜査官だったり、制服警官がほぼギャング同様な殺人者だったりと、驚く展開は興味深いのだが、それ以外の説明描写不足がたたり没入出来ない。 高評価されている方は1度の視聴で全シーン理解出来ているのだろうか? 

終盤のジョニデがウィテカーとの会話シーン、目の表情で複雑な感情を表していて、過去1番の好演技に感じた。 
警察署長も台詞が僅少なのに、威厳ある存在感や、悪徳警官Dマックの悪びれさ等、キャスティングは絶妙に感じる。

が、それらのよい所が、?シーンや説明不足シーンで蔑ろにされてるのが非常に惜しい。 また事実そのものが、志半ばで終了している点も今作を中途半端にしてしまっている。  う~~んイイ題材だが、かなりもったいない作品という評価に。
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