ポチッとなあ

マーシャル 法廷を変えた男のポチッとなあのレビュー・感想・評価

3.5
2017年公開。1940年代、人種差別が原因で不当な判決を受ける黒人を救うため、全米黒人地位向上協会から派遣された弁護士。コネチカット州の裁判で州外の弁護士は発言を認められず、地元の民事事件を担当するユダヤ人弁護士とタッグを組むことになる。
人種差別、社会的地位、態度など、陪審が囚われるであろう要素がいっぱいあるなかで、先入観を取り去ってゆく弁護士の弁論の組み立てがさすがー、と思った118分。
★気になって調べてみた★
・アメリカの陪審員制度はイギリスの植民地時代から多くの州で行われていた。1787年に制定されたアメリカ合衆国憲法で、すべての犯罪の公判は陪審裁判によってなされることが規定された。
・英国の陪審員制度は13世紀頃から始まった。
・日本では大正12年に法律が制定され昭和3年から18年まで行われた。
その後、平成21年、2009年から現在の裁判員制度で刑事裁判に参加するようになった。