このレビューはネタバレを含みます
アメリカで初の黒人弁護士マーシャルが人種差別に対して奮闘していく実話を基にした映画。
彼は、NYの弁護士事務所に所属しながら、各地で起きる黒人という理由で逮捕されている事件の弁護に飛び回っている。
そして今回はコネチカット州で起きた、黒人使用人が白人の奥さんをレイプした事件。
マーシャルは黒人の無罪を確認した上で、弁護をすることになるが、当時の判事は黒人を嫌い、弁護を白人にさせることに。。。
マーシャルは白人弁護士に指示を出しながら、無罪を主張していくが、どうしても納得がいかない部分もあり、実はレイプではなく、不倫関係だったのではと疑うことに。実はこれが、真実であり、黒人は無罪となった。
白人の奥様、黒人使用人のどちらも差別がある中で、関係を持ったことがバレると殺されるとわかっていたために、嘘をついていたのだ。
人種差別があった実情を知るにはいい映画であり、マーシャルの毅然とした態度がアメリカの人種差別をなくすことに大きく貢献したことがわかる映画。未だに、人種差別があると聞くと残念になりますが、世界にはそういった事情が未だにあるということを認識しないといけませんね。