撮りたい映像と画をひたすら撮り続けたんだろうなあという印象。綺麗な青と自然光。こういう作家性の強い作品は映画に限らず非常に素晴らしいのですが、逆ベクトルで捉えると退屈です。しかしその退屈さは心地良さにもなり得ます。ハマるかハマらないかは受け手次第でしょう。
ラストの意外性とTravelin' Lightは爽快感と閉塞感が同居した名シーン。この映画を観た人じゃないと味わえないなんとも言えないシーンだと思います。
盛り上がらないクライム(?)逃走劇。2000年代の邦画っぽさもあり、雰囲気は好きでした。