Monisan

リバー・オブ・グラスのMonisanのレビュー・感想・評価

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)
3.7
観た。

この監督は独特なフィルムを作る方だな。OLD JOYもそうだったけど、カットごとの余白が面白い。
会話のやり取りは終わっててもまだカットかからず、回っている所を使っているというか。逆にカメラ回ってちょっとしてから始まるとか。どうやって現場でディレクションしているのか興味がある。

リアリティのある市民達のゆる〜い事件からのゆる〜い逃走劇かなと思いきや。まさかのラスト。
結局、コージーの中には家を出て行った自分の母親の血が流れていた、という事なのか。

ドラマーから刑事になったお父さん。実にいい人そうだったのでこの後の事考えると可哀想。

肩肘張らずに観られるし、なんだかスッと入ってくるというか、ナチュラルというか。フロリダの出来事なんだけど、その辺に実際に起こっていそうな気もする、不思議な魅力のある映画。

ケリー・ライカート、脚本・監督
Monisan

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